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Ett liv med Kalligrafi (書のある生活)



森の火葬場{世界遺産)の撮影

皆様
数週間前、ストックホルムの森の火葬場(世界遺産)の撮影にコーディネーターとして参加しました。ここは、スウェーデン通の方ならご存知だと思いますが、グンナル アスプルンドとその友人とで設計された、ストックホルム一の火葬場です。
撮影しながら、ガイドさんにこの火葬場の哲学を説明してもらいました。それにしてもこれを設計した時のアスプルンドは、若干29歳!それで、ここまでの心配りがあるとは、、。その後、実際に火葬場がオープンされてしばらくして彼は他界しました。まだ、55歳だったのです。
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この火葬場のシンボルとも言える、大きな十字架が建っています。
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この彫刻は、天国への扉(希望)を意味しています。死の後は、神の国へ召される光的な存在です。
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大きい方の礼拝堂です。
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こちらは小さい方です。
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この小さい方の礼拝堂へ入るドアの上には、”次はあなたの番だ”と外国の文字で書かれています。
これは、ブラックユーモアではなく(笑)、遺族や友人への思いやりなのです。
ようするに、死は絶対に避けれないものなので、悲しみに打ちひしがれている遺族の人に、”そんなに悲しまないでください。あなたもいつか天国に召されて私(故人)に会える日が来るのですから、その時までのさようならです”と、語りかけているようなのです。
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グンナルは、”死ぬと人間は、皆同じ高さになる”との発想から、生前裕福だった人も、又そうでない人も、成功した人もそれ程でもなかった人も、死ぬと皆平等”と言いたかったのです。ですから、墓石の高さは皆同じです。
又、土葬から火葬に切り替えたのも、彼のアイディアです。
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ちなみに、これはちょっと違う感じの墓石ですが、”グレタガルボ”のものです。
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葬式が全部終わって、この石段を登りますが、ここは段差が低く、疲れないように工夫されています。

このように、この火葬場は世界遺産だけあって本当に素晴らしいです。壮大な眺めと計算されつくされた設計、死への哲学と思いやりが込められています。
死は、誰も避けれないものですが、死の向こうにも”希望”があると思いながら、故人を弔うのは素晴らしいと思います。

そして、この撮影が終わった後は、何だか”死”を身近に感じ、同時に恐ろしいものでもないような気持ちにもさせられました。

グンナル アスプルンド、偉大な遺産をありがとう!

追伸・・・ここのガイドさんに教わりました。人間を燃やすと灰になりますが、何キログラムほどあると思いますか? ・・・・答えは、次回の記事のなかでお知らせします。なかなか面白い話ですよ。ご期待下さい!

では、又お会いしましょう! 

水香
by kalligrafi | 2011-06-27 04:06 | Händelse(出来事)
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ストックホルム在住の書道家、TVコーディネーターの水香です。
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