皆様、今日は2度目の更新です。アップ度にかなりのばらつきがありますが、ご了承ください。笑
さて、今までいろんなTVプログラムを担当して来ましたが、普段の生活では見れない。読めない・体験出来ない、事などにも触れることが出来るのが、この仕事の魅力のひとつであります。
今回、お手伝いしたグレタガルボの当時の直筆の手紙などもその内の一つだと思います。
ここ2日間、スウェーデン人スタッフと日本人2名で、約90年前の手紙を翻訳したのですが、かなり個性的な筆跡と昔の言葉などで、難しい箇所もありました。
しかし、読んでいくうちに彼女の人となりが伝わって来て、面白いお仕事ではありました。
ガルボとは、まさに孤独を愛した月の女神だったのです。
若い時にスターになり、アメリカで生活していたのですが、彼女のプライベートは本人曰く、
70歳のおばあちゃん、そのものでした。
きらびやかな派手なパーティーは大の苦手。精神的にも不安定で、スウェーデンへの思慕がものすごく強かったようですね。
これらの手紙を読むと、彼女が36歳で引退して、その後はニューヨークの自宅で、ひたすらカーテンを閉めて生活をしてきた理由が分かりました。
しかし、あれほど愛していたスウェーデンに何故戻らなかったのか?結局、嫌いだといつも手紙に書いていたアメリカで生涯を閉じたのは何故だったのか?疑問が残ります。
何となく、タイムスリップしたような気持ちになったお仕事でした。
同時に、どれ程の名声を得ても、又悲しい日々を送っても必ず、その終点があるものだとつくずく感じました。時は流れるのです。
ちょっと、センチメンタルでしたでしょうか?!
又、お会いしましょう。
水香